ChatGPTの落とし穴|生成AIが賢くなるほど人間の判断力が重要になる理由

ChatGPTの落とし穴|生成AIが賢くなるほど、人間の「起点」が重要になる話
最新AIトピック考察|SAKIが聞いてきた話
こんにちは、SAKIです。 今日は「生成AIがどんどん賢くなっている今だからこそ、逆に気をつけたい落とし穴」についてお話しします。
最近のChatGPTや生成AI、本当にすごいですよね。 プロンプトで立場・前提条件・目的をしっかり決めるだけで、 まるでプロのコンサルやエンジニアのような回答を返してくれます。
実務で使っていても感じますが、 「ゴールが明確なほど、生成AIは最短ルートを全力で走ってくれる」 これは間違いありません。
でも実は…生成AIには「見落としやすい弱点」があります
それは、 「決められた方向性の中では最短だが、方向性そのものを疑うのは苦手」 という点です。
これはAIの欠点というより、 人間が与えた前提条件を忠実に守りすぎるがゆえの特性です。
SAKIが聞いた「iPhoneショートカット」のリアルな事例
先日、こんな相談を聞きました。
iPadのボイスレコーダーのデータを、 Cコネクタで接続したタイミングで、 ワンタップで特定フォルダにコピーするショートカットを作りたい。
その方は、 エラーが出るたびにスクリーンショットをChatGPTに見せて、
- 「ここを押してください」
- 「次はこれを選択してください」
- 「このエラーは〇〇が原因です」
というやり取りを、何度も何度も繰り返していました。
ChatGPTはとても真面目です。 「ショートカットを作る」という前提を絶対に崩さず、 そこに向かって一生懸命、最短ルートを探し続けます。
でも、実はもっと近くに「答え」はありました
人間側がふと視点を変えて、こう聞いたそうです。
「この条件を満たすショートカット、 すでにネット上にあるならURLを探して」
結果どうなったか。
すでに完成済みのショートカットが公開されていて、 URLを開いてインポートするだけで解決したそうです。
ChatGPTは間違っていません。 でも、「起点となる問い」が違えば、 もっと早く、もっと楽に答えに辿り着けた。
生成AI時代に本当に重要なのは「プロンプト」だけじゃない
最近は「最強プロンプト」「神プロンプト集」が注目されています。
もちろん、それも大切です。 でも、それ以上に重要なのは――
- そもそも何を解決したいのか
- 他の選択肢はないのか
- AIに任せる前に、人間が考えるべき起点はどこか
生成AIは「優秀な部下」です。 でも「方向を決めるのは上司(=人間)」。
起点を間違えれば、 AIは全力で「間違った最短ルート」を走ってしまいます。
まとめ|ChatGPTの落とし穴とは何か
- 生成AIは前提条件に忠実すぎる
- 方向性を決めるのは人間の役割
- 近道や既存解を見つけるのも人間の洞察
- AI×人間で初めて「最短の正解」に辿り着く
プロンプトを磨くことも大切。 でもそれ以上に、「問いの立て方」「視点の切り替え」を学ぶことが、 これからの生成AI時代では大きな武器になります。
AIを使いこなすとは、 AIに考えさせることではなく、 人間が考える余白をどこに残すかなのかもしれません。
⚠️ 多くの人がハマる「生成AIの失敗パターン」
ChatGPTに細かく指示を出しているのに、
なぜか遠回りしている気がする。
エラーを一つずつ潰しているのに、時間だけが過ぎていく——。
実はこれ、生成AIが「与えられた前提の中で最短ルートだけを走る」性質によるものです。 もっと近くにある答えや、別ルートの存在には、自分からは気づきません。
✅ 解決のカギは「人間が起点を握ること」
生成AIを本当に使いこなしている人は、 「どう作るか」ではなく 「そもそも他に近道はないか?」を最初に考えています。
・前提条件を疑う
・別解が存在する前提で考える
・必要なら“探させる”役割にAIを使う
この視点を持つだけで、AIは「指示待ちツール」から「思考を加速させる相棒」に変わります。
👉 次にやるべき行動はこれ
まずは「正しい使い方」を一度、体系的に整理してみてください。 思考の順番が変わるだけで、AIの精度は一段上がります。
